様々な地方にいるドラゴン使いは、殆どがフスベの出身だという。

そういえば、それ以外に使ってる人は見かけなかったかもしれない。

ドラゴンを使うにも長老という人に認められて許しを貰わないといけないって噂だったっけ。

「新しい仲間って、ハクリュー！！？」

「うん。」

「凄いじゃない、フスベの長老さんに認められたのね！」

「ドラゴンは違うけど・・・、トレーナーとしてなら何とかな。」

幼馴染のヒビキはバッジを全て手に入れ、あとはリーグ挑戦を残すのみとなっていた。

本当にこの子強くなったな。たまーに格好よく見えてドキっとしちゃう。

まぁ私はマツバさん一筋だけど！やっぱ大人だよね。

「え、ゲットって、どうやって・・・。」

「いいつりざおで案外簡単に釣れたぞ。」

ワタルさんやイブキさんが釣り竿でミニリュウを釣り上げるのを想像して吹き出しそうになる。

ああいうのって、どうなんだろう。やっぱりあの一族の人って長老さんから貰うのだろうか。

「ドラゴンって育てるの難しいんだな、なかなか大変だ。でも俺がしっかりしないと。」

捕まえた時はミニリュウで、頑張って今ハクリューなんだという。

「自力で捕まえた！って喜んでたら、長老に貰った。」

「あらら・・・。」

「二匹まとめて育てるぜ、どっちも個性的だから楽しくなりそうだ！」

楽しそうで何より。こういうトレーナーが増えるのはいい事だな、と思った。